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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相
トレーの上には、水が入ったグラスが乗って……
って、えっ? ミントが添えてある…?
「しゅっ…浅葱、それ……」
私が目を見開いて聞くと、
秀一は微笑んだ。
「炭酸水の方がよろしいかと
思いまして…
いけませんでしたか?」
「えっ、ううん、炭酸水の方がいい…」
なんでわかったのかな……
秀一は自分のことをわかって
くれてるんだと、少し嬉しくなった。
「それなら、よかったです。ではどうぞ」
「あ…りがと」
私は秀一からグラスを受け取り、ストローで飲んだ。
爽やかな刺激と香りが喉を潤してゆく。
あ、レモンも入ってる……
「お気に召しましたか?」
「うん…」
「それはよかった」
優しく微笑む秀一。
あ……
ドクンッ…
自然と胸が高鳴った。
なんだろう…最近、普通に笑う
秀一を見てなかったから……?
ドキドキする……