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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相



「……お嬢様?」

「え…? っ……!」



 秀一を見つめてしまっていたことに
気づき、慌てて目をそらす。


 恥ずかしくて、顔が熱い。



「今日は、元気そうですね。よかった…」



 と、さっきから微笑んでいる秀一。



「っ……そんなことっ…」




 私は恥ずかしさに、炭酸水を
ストローで一気に吸って飲む。


 ズズズ…



「あの…おかわりちょうだい……」



 目をそらしたままグラスを
差し出すと、秀一はそれを受け取った。



「おかわりですね…かしこまりました。
夕食はいかがなさいますか?」

「えっ、待って…今って何時?」




 私は驚いて、思わずそらしていた目を
秀一に向けてしまった。


 グラスを置き、腕時計で時間を確認する秀一。


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