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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相



 ドクンッ、ドクンッ、…





 もう秀一は出て行ったのに、
全身が脈を打っているのかと勘違いしそうなほど
私の心臓は鼓動していた。





 秀一……





 さっきの秀一の真剣な顔を思い出す。




 顔が熱い。






 …ダメ……




 まだドキドキしてる……





 胸に触れると、心臓が激しく
鼓動しているのがわかった。






 ドキドキ、止まらないよ……






 息も胸も苦しいのに、
なんだかそれは心地よい苦しさで。






 胸がゆっくりと、
しかし強く締めつけられていく。








 もう…大好き……っ













 秀一がはっきりと言ってくれたおかげか、
その日はなんだかよく眠れた。





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