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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相
ピピピッ、ピピピッ…
体温計のアラームが鳴る。
朝からなんだか身体がだるいので、
熱を測っていたのだ。
私は脇から体温計をはずし、その数字を見る。
…? あれ……?
38度1分……
昨日は熱あったらしいけど、
昨日からもう熱は治ってたんじゃ……?
ぶり返したのかな……
コンコン
ドアをノックする音が聞こえた。
「お嬢様、おはようございます。
朝ですよ、起きているのですか?」
ドア越しの秀一の声。
ドキンッ…
思わず、胸が高鳴ってしまう。
秀一だ……