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執事とお嬢様の禁断の模様
第6章 真相
「はぁ~……」
寝返りを打ったあと、重いため息を吐く私。
朝食も食べ終わって、佐奈さんも行ってしまった。
時計を見ると、まだ8時23分……
正直、このまま昼まで待たなければ
いけないというのは退屈だ。
熱は多少あるけど、そんなに辛くはないし……
ただ寝ているのはつまらない。
はぁ、退屈……
もしかしたらケージに
入れられたままで運動してない動物って、
こんな感じなのかなとか思ってしまう。
言葉で人と会話もできない動物は、
すごい退屈なんだろうなぁ……
仮におもちゃが置いてあったとしても、
それは1人遊びしかできないし……
あぁ…そうだ、身体を動かせない
んだったら、なんか考えよう……
私はもう一度ゆっくり寝返りを打って、
なにを考えようか考える。