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執事とお嬢様の禁断の模様
第2章 同志
「あぁ~そういえば昼休みってこと忘れてた!! いっ、急がないと!」
「うんっ!」
私と沙耶香は一口も口をつけていないお弁当を急いで片付けると、ダッシュで教室に向かった。
まずい!遅れたら先生のきびし~いお説教が待ってる!!
その場面を想像しただけで、血の気が引くのがわかった。
あの数学の先生と言えば、お説教で有名。
いつもいつも重箱の隅をつつくから…犠牲になった生徒が何人もいる。(らしい)
「ここ広いから間に合うかな~!?」
と、私。
「さぁ! とにかく走らなきゃ! 妃奈浬、急いで!」
「えっ!?」
沙耶香は私の手を取ると、私を引っ張りながら再び走り出した。
沙耶香、実は足が速い。私は遅いけど…
でも、こうやって走るのも悪くないな、と思ってしまう私。
知らず知らずのうちに口元が緩んでくる。
「早く早く! 急がなきゃ!」
「うん!」
急かす沙耶香についていくのがやっとな私。
でも走っているのが苦しいながらも、
友達っていいなぁとひそかに笑む私であった。
「うんっ!」
私と沙耶香は一口も口をつけていないお弁当を急いで片付けると、ダッシュで教室に向かった。
まずい!遅れたら先生のきびし~いお説教が待ってる!!
その場面を想像しただけで、血の気が引くのがわかった。
あの数学の先生と言えば、お説教で有名。
いつもいつも重箱の隅をつつくから…犠牲になった生徒が何人もいる。(らしい)
「ここ広いから間に合うかな~!?」
と、私。
「さぁ! とにかく走らなきゃ! 妃奈浬、急いで!」
「えっ!?」
沙耶香は私の手を取ると、私を引っ張りながら再び走り出した。
沙耶香、実は足が速い。私は遅いけど…
でも、こうやって走るのも悪くないな、と思ってしまう私。
知らず知らずのうちに口元が緩んでくる。
「早く早く! 急がなきゃ!」
「うん!」
急かす沙耶香についていくのがやっとな私。
でも走っているのが苦しいながらも、
友達っていいなぁとひそかに笑む私であった。