この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
執事とお嬢様の禁断の模様
第2章 同志
「あぁ~そういえば昼休みってこと忘れてた!! いっ、急がないと!」

「うんっ!」


 私と沙耶香は一口も口をつけていないお弁当を急いで片付けると、ダッシュで教室に向かった。

 まずい!遅れたら先生のきびし~いお説教が待ってる!!

 その場面を想像しただけで、血の気が引くのがわかった。
 あの数学の先生と言えば、お説教で有名。

 いつもいつも重箱の隅をつつくから…犠牲になった生徒が何人もいる。(らしい)



「ここ広いから間に合うかな~!?」

 と、私。

「さぁ! とにかく走らなきゃ! 妃奈浬、急いで!」

「えっ!?」


 沙耶香は私の手を取ると、私を引っ張りながら再び走り出した。

 沙耶香、実は足が速い。私は遅いけど…

 でも、こうやって走るのも悪くないな、と思ってしまう私。
 知らず知らずのうちに口元が緩んでくる。


「早く早く! 急がなきゃ!」

「うん!」


 急かす沙耶香についていくのがやっとな私。

 でも走っているのが苦しいながらも、
友達っていいなぁとひそかに笑む私であった。


/366ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ