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執事とお嬢様の禁断の模様
第7章 終わりと始まり

「失礼ながら…あなた様のことを
細かく調べていただきました。
…旭野(あさひの)菜摘さん」
「っっ~~…!?!」
その言葉に、先生の目が一気に見開かれた。
恐怖に染まった眼は瞳孔が開き、
動揺の色をあらわにしている。
「えっ、旭野……?」
旭野って…聞いたことある。
もしかして先生って、
あの財布が有名なブランドの創始者…
旭野宗司(そうじ)さんの、娘さん…?
「あなたのことを調べていたら、
不自然な点がございまして……
まさか、ご令妹様と組んでいただなんて、私も驚きました」
「っ……?! なんで妹のことまで…!!」
「妹……?」
妹さんと組んでたって…一体どんな違法を…?
秀一は警察官になにか目で合図をすると、
2人の警察官の間からもう1人の警察官と、
手錠を掛けられている女の人が出てきた。

