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執事とお嬢様の禁断の模様
第7章 終わりと始まり
「えぇっと…
お、お昼休み終わっちゃうよ?」
目をそらしながら、ごまかそうとする。
だが沙耶香は眼をキラリと光らせて詰め寄ってきた。
「大丈夫、まとめでいいから」
「え、ぇえ~……」
ごまかしも沙耶香の前では無意味と化すのだ。
こうなるともう話すしかない。
沙耶香は優しく、かつ
獲物を狙うような眼で私をじっと見ている。
私は逃げられそうにないと感じ、覚悟を決めた、
「…わ、わかった話すから……」
「わ~い」
私が折れると、沙耶香は
わざとらしくばんざいしてみせた。
「あぁ……」
なんかちょっと負けた気分……