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執事とお嬢様の禁断の模様
第2章 同志
 なぜか沙耶香は私に抱きついてきた。

 ちょっと…なになに~!?

 私はなにが起こったかさっぱりだったが、取りあえず抵抗せずに、
話しかけてみる。


「えっ…どうした「可愛いっ♪」

「…え?」


 私は沙耶香の言葉に、一瞬言葉を失った。


「もう可愛い~よしよし! 不安がらなくてもいいんだよ~
あ~…髪フワフワ…♪ ちっちゃいし可愛いし至福だぁ~」

「ちょちょ…なになに? ええ?」


 沙耶香がよくわからないことを言ってる。

 ちょっと待って!それ今の話に関係ないよね…なんで…!?

 頭がぐるぐるする。


「さっ、さやか…?」

「う~んこの腕にすっぽり収まるサイズ……いいなぁ~
私が男だったら絶対妃奈利を彼女にするのに……」


 と言って沙耶香は私のあごに人差し指を当てる。


「前から思ってたんだよね~…お人形さんみたいで可愛いな~って…
私が妃奈李に話しかけるきっかけになったのも、実はそれなんだ~」


 機嫌がよさそうに、にこにこしながら私の顔を眺める沙耶香。

 ああもうダメ……頭がクラクラする~……


「ねぇちょっと…もう恥ずかしいからやめて~…」

「あっごめんね! つい……」


 やっと解放された私。取りあえず落ち着こうとため息を吐く。

 褒めてくれるのは嬉しいけど…一体なんなの…?


「ねぇ…一体さっきのはなに…? さっきは相談に乗ってくれてたんだよね」

「あ~うん、そんなことで悩んでるなんて可愛いな~って思って…だから、
いいところいっぱいあるから不安がらなくてもいいってことを
伝えようと思って…あんなことに」

「あ、そうなの? ありがとう…でも、全然気づかなかった……ごめんね」


 言ったあとで、気づくほうが珍しいかな~と思いなおす私。


「ううん、私こそ変なことしてごめんね」

「変なこと…えっと、否定はできないかな」


 と、私は少し目をそらして言う。


「あっ…イヤだった?ごめんね!」


 沙耶香はショックだったようで、「ガンッ!」と効果音がつきそうな
表情をしたあと、あわてて謝ってきた。
 沙耶香の目がうさぎみたいで、私は少し笑ってしまった。


「クスッ…ううん、むしろ嬉しかったけど…結構びっくりしたかな」

「そう! なら、よかった…! 私、妃奈浬がいなかったら生きていけない…!」
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