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執事とお嬢様の禁断の模様
第2章 同志

「あはは、そんな大げさな……」


 そうまじめに言う沙耶香がおかしかったので、思わず笑ってしまう私。


「え、でも本当だよ? まぁ、おふざけはこれくらいにしといた方が
よさそうだけど…もうすぐ下駄箱だから」

「あ、本当だね」


 夢中で話していたから気づかなかったが、沙耶香の言うとおり、
私達は下駄箱につくにはもうそれほど時間はかからない位置にいた。


「妃奈利は……もうちょっと自分に自信を持ってもいいんじゃないかな」

「え?」


 いきなり涼やかな顔でまじめに話し始めた沙耶香に、私は少し驚く。

 それとも、もうおふざけはこれくらいにって…こういうことなのかな?


「妃奈利はおっちょこちょいで鈍感で、思い込み激しくてぼぅっとしてる
けど、友達想いで素直で優しくて一生懸命で、私は大好きだけど」

「…ど、どうしたしまして……」


 大好きとさらりと言われて、少し顔が熱くなる。


「妃奈利にとっての短所だって…男からしてみれば、
可愛いものだと思うよ?」

「そうかなぁ…」

「うん。それに妃奈利は、結構女の私から見ても…守ってあげたくなる
ところ、あるから。見た目もすごく可愛いし……
すごくモテると思うんだけど…。男って大体、守ってあげたいから、
守ってあげたくなる女の子はモテると思うんだよね」

「ありがとう……でも、すごいね、そんなことわかるなんて」


 私が尊敬の眼差しを沙耶香に向けると、
沙耶香は少し困ったように苦笑いをした。


「別にわかるわけじゃないよ…ただ、なんとなく」

「そっか」

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