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執事とお嬢様の禁断の模様
第8章 最後に……
ガチャッ
「秀一……!」
少し乱暴に開けたドアの先を見る。
だが、その部屋は綺麗に整理されていて、
秀一が使っていた物はすでになかった。
「っっ……!!」
そんな……
秀一はもういないんだという現実を
突きつけられ、言いようもない絶望感を覚える。
恐る恐る部屋に入って確かめてみるが、
それは更に傷を深くするだけだった。
いつも綺麗に整理されていた秀一の部屋。
でも……これじゃ綺麗過ぎるよ……
秀一の物が、1つもないなんて……