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執事とお嬢様の禁断の模様
第9章 あなたがいない未来

ボフッ…
私は勢いよくベッドに寝っ転がった。
バネのせいで振動が伝わり、ベッドが上下に揺れる。
私はピクリとも動かずに、ただ目をつぶってじっとした。
コンコン
ドアをノックする音に反応し、むくりと起き上がる私。
「妃奈浬お嬢様、少々よろしいでしょうか?」
京子さんだ。
「あ……うん」
「では、失礼します」
ガチャ
京子さんは部屋に入ってお辞儀をした。
私がイスに座るように勧めると、
京子さんは他の人とは違ってすぐイスに座ってくれた。

