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執事とお嬢様の禁断の模様
第10章 心からの笑み 一枚の写真




まだかな……



私は食後、京子さんがくるのを自室で待っていた。



なんとなく落ち着かないから、立って窓の外を眺める。







コンコン





来た……!





「妃奈浬お嬢様、失礼してもよろしいでしょうか?」

「どうぞ…」




カチャ




私が許可を出すと、京子さんが部屋に入ってきた。



失礼します、とお辞儀をする京子さん。





期待を胸に京子さんの手に持っているものを見る。







……え?





だが、それを見て思わず驚いてしまった。




京子さんは相変わらずにこにこしている。



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