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執事とお嬢様の禁断の模様
第1章 遅刻しますよ
<……浅葱>
<はい、なんでしょうか>
<……お母様や、お父様がいなくなっても…ずっと、一緒にいてくれる?>
<! …もちろんです。私は、妃奈浬お嬢様といつでも一緒ですよ。
いつでも…おそばにいます>
<……本当?>
<ええ、本当です>
<そっか……>
<ええ>
―じゃあ…指切り
―指切りですか…妃奈浬お嬢様は、疑り深いですね
―だって…不安なんだもん
―クスッ…わかりました、指切りして、約束しましょう。ほら
―うん。じゃあ、いくよ
―ゆーびきーりげーんまん、うーそつーいたーらしーつじーやーめさーーせる、ゆーびきった!
―…執事を辞めさせられたら、こまりますね…
―うん。だから、執事やりたかったら…約束守って
―フフ…わかりました。私はあなたにずっと仕えます。
だから…ずっと一緒ですよ?
―うん、ずっと、一緒
―ええ、ずっと一緒…ですよ。妃奈浬お嬢様…――