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キスマーク
第2章 紅
「ん?だって、ゲンの事『しずか』って呼んでるから」
「呼び捨てだからですかっ」
クライアントだということも忘れ
突っかかっていく私をその人は苦笑しながら
まぁまぁ、となだめた。
「こいつ、自分のことしずかって呼ばれるの嫌いだろ?
会社でも「ゲン」で通ってるんだ。
それなのにしずかって呼ばせてるから」
ふ~ん
「そういう訳です。オレのですから」
「ゲンのオンナなんかとらねーよ。早く来い。帰るぞ」
そう言いながらその人は会議室を出て行った。
「優衣ちゃん、後でな」
そう言うとしずかは
社内だというのに!
しかも、相手先の社内だというのに!!
朝付けたキスマークとは
反対側の首の下の方に 赤いシルシを私に付けた。
ドンとしずかの胸を押したけど
びくともせず笑うだけ。
くそっ!
そう思いながら襟をかき集め
渋々1つボタンを高く閉めた。
「そうそう。女の子は胸をはだけちゃいけませんよ」
なんて笑う。
「呼び捨てだからですかっ」
クライアントだということも忘れ
突っかかっていく私をその人は苦笑しながら
まぁまぁ、となだめた。
「こいつ、自分のことしずかって呼ばれるの嫌いだろ?
会社でも「ゲン」で通ってるんだ。
それなのにしずかって呼ばせてるから」
ふ~ん
「そういう訳です。オレのですから」
「ゲンのオンナなんかとらねーよ。早く来い。帰るぞ」
そう言いながらその人は会議室を出て行った。
「優衣ちゃん、後でな」
そう言うとしずかは
社内だというのに!
しかも、相手先の社内だというのに!!
朝付けたキスマークとは
反対側の首の下の方に 赤いシルシを私に付けた。
ドンとしずかの胸を押したけど
びくともせず笑うだけ。
くそっ!
そう思いながら襟をかき集め
渋々1つボタンを高く閉めた。
「そうそう。女の子は胸をはだけちゃいけませんよ」
なんて笑う。