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キスマーク
第8章 ク
「ストーカーだと思われようといい」
いいんだっっ!
「束縛野郎だと思われてもいい」
いいんだっっ!
「過保護だと思ってくれて構わない」
構わないんだっっ!

「俺が優衣を真剣に好きだって分かってほしい。
優衣を真剣に心配してるって分かってほしい。
マジで他の男にお持ち帰りされるとか許さないから」
「・・・・」

「とにかく。セミナーの生意気な女講師と
酒に弱い優衣のギャップにやられた」

はぁ・・・

「生意気な女の弱い面を心配で守ってやりたいと思った」

はぁ?そこ?
でも。4杯だったら『弱い』ってほどのギャップになるかなぁ?

「行きずりとか、そんな気持ちで近づいたんじゃないし
行きずりにするつもりもなかった。
もしかしたら、記憶は翌朝残ってないかも、と思っても抱いた。
多少の罪悪感はあるけど、合意の上だ。無理やりじゃないぞ。」

うん。なんとなく思い出したかも。
私もこの男に抱かれてもいいと思ったんだ。

「あの時、どうしても俺のモノにしたかった」

うん。

「キスマークをやたらと付けたのは、俺が知らない所で優衣が酔っても
他の男にお持ち帰りされないように」

うん。
でも、私お持ち帰りされたことないけどね・・?

「マーキングだと思ってくれて構わない」

威張るなっっ!

「―――って今日こそはちゃんと言おうと思ってたのに。
お前は柳下と仲良さそうに・・・・」

ふふふ。
しずか。
全くわがままなんだから。

自信満々な振りして。
イケメンだって自覚してる振りして。

なにやってんだか。

私はよいしょと、しずかの膝の上に向かい合わせで乗った。
ネクタイをクイッと引き寄せ
顔をこれでもかってぐらいに近づけて

「私も好き。仕事に一生懸命なしずかが好き。
ヤキモチ妬きのしずかが好き。
我儘なしずかが好き。俺様なしずかが好き。
キスマーク付けまくりのしずかが好き」

そう言いながら
キスを繰り返した。




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