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マネキンなカノジョ
第5章 カノジョとお使い
「…え…?」
運転席に視線を向ける。
運転手が席から離れた様子は無い。
…なんで?
適当に言ってるのかと思った。
「ピンク色も良いけど、惜しいなぁ…」
確実に見られている。
当てずっぽうで言って、一回で当てるなんて思えない。
…どうして?
おじさん…席に居るじゃ………
「そんな力入れたら、胸苦しくない?」
知らないウチに、腕に力が入っていた。
更におっぱいが潰れて、カップに収まりきらない柔肉が食み出している。
「…どう…して?」
羞恥心で顔も全身も熱い。
一段と体を縮める。
それでも見ている方法が気になる。
「このバスって見掛けはボロだけど、中身はそれなりに今時のがあるんだよね」
確かに、カードで自動精算出来る機械が付いていた。
「出入り口も二カ所あるから、それぞれカメラ付いてるし」
「…あ…」
視線だけ向ければ、真横は出入り口。
その上の天井付近で、カメラのレンズが光っていた。
「何気に方向なんて変えられちゃうから、運転席に居ても座席の様子は分かるんだよね」
防犯の為だけどね…と続けた運転手の声。
チラチラと視線をカメラに向ければ、まるで運転手と目が合った錯覚を覚える。
「ほらほら、丸くなってると暑いでしょ?
カメラの方、体向けて向けて」
恥ずかしさのせいもあったけど、確かに縮こまっていたら暑さが増していた。
カラダが涼しさを求めてる。
カラダが運転手の声に導かれてる。
座席の上でお尻を軸に、カラダの向きを変えた。
横向きに座った視線の先にはカメラ。
「ほらほら、腕も腕もっ。
素直な娘は悦ばれるよっ」
運転手の声が心做し興奮してるっぽい。
腕をサッと下ろす。
おっぱいがぽよんと弾んだ。