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マネキンなカノジョ
第2章 カノジョとランジェリー
「このショーツはアイツの好みじゃないなぁ…。俺は白でもピンクでも良いんだけど…。何の飾り気も無いし………」
「何で…そんな事まで知っ………」
相変わらず、股間に突き刺さる先輩の視線に耐えながら口を開くと遮られた。
「そりゃあ、色々話すしさぁ。それに男なら好みも分かってくるって」
先輩の吐息が内股に吹き掛かる程、勢い良く話す先輩。
「そ、そう………」
勢いに負けて思わず納得すると、先輩は徐にメモ帳とペンを取り出した。
股間から先輩の視線が外れた事で、脚を閉じようとする。
しかし、その脚の間には先輩の体があり、それは儘ならなかった。
「んじゃ…」
結局、書き込み終えたメモ帳を破って突き出してくるまでの数分間、ショーツを晒け出した儘でいた。
「…なに?」
顔を背けた儘で、顔の横に差し出された紙を横目で見る。
その紙には読み取れないまでも、何やら文字と地図らしき図が書かれていた。
「今夜、ここに書いてある場所に行ってみてよ。話はつけておくから、会社終わったら直ぐにね」
笑顔を浮かべる先輩の手から、その紙を受け取る。
「明日香ちゃん、絶対行かないとダメだよ?
…アイツの為だしさ」
先輩の言葉に、メモに視線を落としながら答える。
「うん」
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