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マネキンなカノジョ
第6章 カノジョと砂浜
…また…やっちまった…
欲望があったとは言え、またしても『アイツ』を出しにしてしまった。
それを聞けば、明日香ちゃんの態度がコロッと変わるのは分かっている。
本当なら、ちゃんと明日香ちゃんに言わなきゃいけないのも分かっている。
それでも、目の前の欲望に負けた。
受け取った日焼け止めに視線を落とす。
ずっと昔から使い続けているメーカー品。
「…どうした…?」
明日香ちゃんの短い言葉に我に返る。
「な、何でもないよ?
ささっ、明日香ちゃんシャツ…」
頷いて短いTシャツの裾に手を掛けた明日香ちゃん。
従順に従う明日香ちゃんの姿に、沈み掛けた気持ちを昂らせる。
…わりぃ…
いつか…ちゃんとするから……
もう少し明日香ちゃんが……
「…これで…いい?」
豊満な胸を腕で隠しながら、赤らんだ顔で見詰めてくる明日香ちゃん。
「そうそう。ってか、まだ下履いてるじゃぁんっ」
明日香ちゃんに悟られないように、いつも通りの軽い口調。
明日香ちゃんは左腕で胸を隠しながら、お尻を軽く浮かしてショートパンツに手を掛けた。
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