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マネキンなカノジョ
第6章 カノジョと砂浜
 
 先輩の強い視線。

 おっぱいからアソコへと、舐め回す様な視線。

 顔を背けて、波の音だけに集中しようとしても無理だった。

 握り拳一つ分くらい開いた太腿。

 それでも、先輩は更に太腿を抉じ開ける様な強い視線を向けてくる。


…こんなトコで…
脚…開いて………


 他の人には見えていないはず。

 でも、真正面に居る先輩には、小さな布に隠された股間が見えているはず。

 それは、一つも瞬きをしない先輩の鋭い視線が物語っていた。


…もしかして…アソコ…見えてる…?


 そう思える程に突き刺さる視線。

 背後に着いた上半身を支える両腕がブルプルと震える。

 辛うじて先端だけを小さな布で隠したおっぱいが、見るからに上下に大きく動いている。

 ドキドキと早まる鼓動。

 ずっとアソコに突き刺さってる視線に、太腿が閉じれない。

 そればかりか、意図せずに開いている気がする。


…こんな…見られて……


 パラソルで陽射しは遮られているはず。

 しかし、体の暑さは増していっていた。

「じゃあ、明日香ちゃんさぁ…」

 先輩の言葉。

 アイツの顔が頭を過ぎる。

「…分かった…」

 恥ずかしさはあったけど、躊躇いは無かった。
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