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マネキンなカノジョ
第6章 カノジョと砂浜
男の指が背骨に沿って、ツツーと滑っていく。
「…っ…。何…するのよっ」
口では強気な言葉を吐く。
しかし、照り付ける陽射しの強さと、お尻に感じるモノの固さに、徐々に意識が虚ろになっていた。
「ホント…良い体してるよな」
お腹に腕を回され、更に引き寄せられる。
傍から見れば、イチャイチャしてるカップルに見られてるかもしれない。
しかし、コイツとは今日で二回目。
なのに、海中では太腿を撫でられ、アソコを押さえる右手の上から力を入れてくる。
「っ! ちょ、ちょっとぉ……」
男の力で、意図せず自分の指でアソコをグイグイと押し擦る結果になっていた。
陰毛が掌とジョリジョリ擦れる。
指先がワレメを抉じ開けんばかりに滑ってくる。
「イヤ……ダメ………」
遠巻きとは言え、何人もの目がある。
刺激に飲み込まれる訳にはいかなかった。
胸を隠す左腕に力が籠もる。
「やっぱ、Fカップもすげぇなぁ」
男の声が肩越しに聞こえる。
熱くなっている顔を俯かせると、胸が腕で押し潰れていた。
腕から食み出る胸の柔肉が生々しい。
「ちょ……見ない…で……」
左手をグイグイ押される刺激に、声がまともに出せない。
大衆の前で体を弄ばれているシチュエーションに体は強張り、顔は熱くなっていく。
「いい加減諦めて、腕退けなよ」
耳に息を吹き掛ける男の声に、腕の力が弱まりかけた。