この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マネキンなカノジョ
第3章 カノジョとアルコール
 
 まさか明日香が逆ナンに成功するとは思ってなく、更には三対一の多数決で場所を変える事になった。

 かと言って、既に酒に呑まれている明日香が遠くまで行ける訳もなく。

 結局、チャラ男たちの行き着けだというカラオケボックスに来ていた。


…まぁ…無難よね……


「カノジョは幾つなのかなぁ?」

「…23…」

「オレは25なんだぁ。
 …日焼け、健康的で良いよねぇ。どこで焼いたの?」

「…海…」

「カレシとか居ちゃったりするのかなぁ?」

「…秘密…」


…明日香みたいだけど…
それなりに会話になるものね………


 テーブルを挟んで向かい合って四人掛けのソファーが置かれた、八人用のそれなりに広い個室。

 勝手に隣に座ったチャラ男その二がさっきからしつこくて、イヤで仕方ない。

 不機嫌を現すように、組んだ足先のサンダルをパタパタと振る。

 組んだ脚の膝に肘を着き、その掌に顎を乗せてそっぽを向く。

 無愛想に振舞っているにも拘わらず、その二は気にした様子もなく軽い口調で話し掛けてくる。

「脚綺麗だよねぇ。長いし小麦色でさぁ」

「………ありがと…」

 間が開いたのは、決して褒められて照れた訳じゃない。

「スタイルすげぇ良いじゃん」

「………」

 明日香の居ない所で聞いていれば、譬【タト】えチャラい男の言葉でも喜んでいたかもしれない。

 しかし今は、羨むのがバカらしくなる程にスタイルの良い明日香と一緒。

 チャラ男の言葉に更に興醒めして、体の中からどんどんアルコールが抜けていくのが分かる。


…そう言えば…明日香は……?
/201ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ