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マネキンなカノジョ
第3章 カノジョとアルコール
 
 「俺はケンタで、ミナちゃんの隣のヤツがヒデアキ。
 ケンとヒデって呼んでくれて構わないからねぇ」

 チャラ男コンビが、無駄に爽やかな顔を向けて来る。

「あ…そう」

 素っ気無く返事をしても、チャラ男コンビは気にしてない様子。

 明日香に至っては、無反応でグラスを傾けている。


…ってか、いつまで呑んでるのよっ!
ずっとグラス口にした儘じゃないのっ……
そもそも、肩に腕回ってるの気付いてない訳っ!?
大体、アンタ、身持ち固くなかったっけ?
…いくら酔ってるからって、ちょっと無警戒過ぎじゃ……


 明日香に対して、積もり積もったツッコミを始めようとしていた時だった。

「それにしてもさぁ……」

 チャラ男その一・ケンタの声に思考が遮られた。

「アスカちゃんって、おっぱいおっきいよねぇ」

「ちょ、何アンタっ。普通、初対面でそんな事言うっ!?」

 思わず立ち上がって、ケンタに怒鳴った。

「え…? 訊いちゃマズイもんなん?」

「あったり前で………」

「んで。デカイけど、アスカちゃんは何カップあるの?」

 怒鳴ってる横で、チャラ男その二・ヒデアキの声がした。


…まさか……
いや……まさか…よね……?
いくら何でも……
…いくら、何でも言う事聞く明日香でも……
こんな事……言わないわよね………


 ケンタに向けていた視線を明日香に向ける。

 相変わらず、クピクピと呑み続けていた明日香は、グラスから口を離してニッコリと微笑む。


…今度こそ……
信用して……良いわよね……?


 見つめ合う視線での会話をしたつもりだった。

「明日香はIカップれぇすっ。
 因みにぃ、美奈ちゃんはFカップらよぉっ」

「明日香ぁぁぁっ!?」
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