この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マネキンなカノジョ
第3章 カノジョとアルコール
 
「えー…見せるのぉ?」


…そうっ…そうよっ、明日香っ…
拒否るのが普通なんだからねっ?


「大丈夫だってぇ。オレらしか居ないんだしさぁ」

 横で明日香を唆【ソソノカ】すヒデアキをキッと睨み付ける。

「でもぉ……」

「ほら、この娘困ってるじゃないっ。
 それに、通路から見えちゃうでしょっ」

 出入り口のガラスが嵌まった扉を見遣って、明日香に助け舟を出す。

「そんなのは……ほら」

 ケンタが手元のリモコンを弄る。

 目の前で、徐々に曇っていくガラス。

 やがて通路が見えなくなった事に、得意満面の表情を見せるケンタを睨む。

「ほら、これでバッチリだよアスカちゃんっ」

 目が血走ってそうなヒデアキの声に、距離を少し空けるように横に擦れる。

「ちょっと…アンタた…」

「もぉ…しょうがないなぁ………」

 恐れていた言葉が、顔を赤らめた明日香の口から飛び出した。

「そうこなくっちゃっ」

「アスカちゃん、ノリいいねっ」

 途端に燥ぎだすチャラ男コンビ。

「ちょっ……」

 吐きかけた言葉を飲み込む。

 いつも以上にはいはいと言う事を聞く明日香に言っても、今更どうしようもない事に気付いた。


…もう……どうして……


 せめて見ないで置こうと顔を背けた時、チャラ男コンビの歓喜の声が耳に入った。
/201ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ