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マネキンなカノジョ
第3章 カノジョとアルコール
視界に入ったのは、ブラウスのボタンを全て外した明日香の姿。
深紅のブラジャーを着けたきめ細かい白い肌の豊満な胸が、開けたブラウスから露わになっていた。
辛うじて乳輪を隠す程度の生地の少なさ。
下乳すら隠れて無く、更には乳首が透けて見えていた。
「ちょ……明日香………」
あの明日香が着けるとは思えないブラジャーに、思わず声が出る。
「どぉ? セクシーでしょぉ?」
両手を首の後ろに回して、胸を張るポーズを取る明日香に、チャラ男コンビの歓声は大きくなる。
「うわぁっ。堪んねぇよ、アスカちゃんっ」
「殆ど丸見えじゃあんっ」
チャラ男コンビの言葉通り、胸を張ったから、乳首の形がくっきり浮かんでる。
「上でそれなら……」
「アスカちゃんっ。下はっ? 下はっ!?」
興奮するチャラ男コンビを止める余裕も、顔を赤くしながら脚をソファーに膝立てしようとしている明日香を止める余裕も無くなっていた。
…ちょっと明日香………
アンタ…何があったの……?
最早、そっぽを向いてる場合じゃなかった。
男達の言うが儘に動く明日香から目が離せなくなった。
「そそっ。そしたら、一気に………」
興奮したヒデアキの声に我に返った。