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マネキンなカノジョ
第3章 カノジョとアルコール
 
「うぉぉっ!!」

 チャラ男コンビの叫び声が部屋に響いた。

 その原因に、叫びはしなくとも、更に大きく目を見開いた。

 ソファーの上でM字開脚を披露した明日香。

 そこから覗いた股間は、男達が興奮するのも当然だった。

 陰毛なんて隠れてない。

 アソコすら、襞が食み出してる程の幅が狭い股布。

 そればかりか、ブラと同じようにスケスケで、ワレメなんて見えているようなものだった。

「うわぁ、やべぇっ。アスカちゃん、マジヤバいって」

「もう、そんな大人しい格好してて、ホントはヤる気満々でしょ?」

「明日香セクシーかなぁ?」

「もう、セクシーってかエロ過ぎだって」

「男なら襲うってえのっ」

「にゃははっ。明日香頑張っちゃったぁっ」

 興奮した男達と、未だ酔っ払ってる明日香の会話なんて殆ど耳に入ってこない。

 ただただ、あの明日香があんな下着を着けている事に呆然とするだけだった。

「んじゃ、頑張っちゃったアスカちゃんさぁ。
 パーッといっちゃってぇっ」

 ブラウスとスカートを脱ぐ仕草を交えるケンタの言葉に、明日香が頷いていた。

「ちょ…ちょっと明日香っ!」

「そう言えば、ミナちゃんはどうかなぁっ」

 我に返って、慌てて明日香を止めようとした時だった。

 隣に座っていたヒデアキが、突然Tシャツを捲くってきた。

「きゃあぁぁぁっ!」
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