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マネキンなカノジョ
第3章 カノジョとアルコール
 
「めんどくせぇから、全部は言わねぇよ?」

 口調を変えたヒデアキの囁き。

 体がビクッと震える。

 俯いた儘、視線を明日香に向ければ、相変わらずのニコニコ顔。

 今の明日香も、普段の明日香も大事な存在。

 それくらい長く、深い関係を築いてきた。

 ローライズのショートパンツのボタンに指を掛ける。


…明日香だけ…恥ずかしい思い……させない……


 譬え、自らあんな下着を着けていたとしても、明日香だけに下着姿を晒させたくない。

 ボタンに掛けた指が震える。

 いつもなら、片手で簡単に外せるボタンが焦れったい。

 視線を感じる中で外す行為が、羞恥心を更に昂らせる。

「美奈ちゃん、頑張れぇっ」

「ほらほら、早くぅっ」

「焦らしなんていらないよぉ?」

 明日香の調子外れな励ましと、男達の囃し立てる声が余計に指を震えさせる。

「わ、分かってるわよっ。
 言わなくてもちゃんと………」

 自分に言い聞かせるように口を開いた。

 その瞬間に指の震えが止まり、ボタンが外れた。

 震える指先でファスナーを下ろす。

 肩幅に脚を開いて、自ら人前でショートパンツのファスナーを下ろす事に全身が熱くなってきた。

「おぉっ。やっぱ、下も白かぁっ」

「ミナちゃん、そそられるぜぇっ」

 ショーツが僅かに覗いただけで、興奮する男達。

 その声で更に昂る羞恥心を、唇を噛み締めて堪える。

「ほらほら、早くっ」

「分かってるってっ。待ってなさいよっ」

 唆せる声に、態と強気に言い返す。

 僅かにお尻を浮かし、ショートパンツを滑らせる。

 腕の動きに合わせて、スルスルと脚を滑っていくショートパンツ。

 上げた両脚の先からショートパンツが脱げた時、男達の騒ぐ声が大きくなった。
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