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マネキンなカノジョ
第3章 カノジョとアルコール
 
「ハイレグってヤツかよぉっ」

「やっぱ、ミナちゃん、分かってるねぇっ」

「その腰のトコの紐、解きてえっ」

「美奈ちゃん、きれぇっ」

「ほらほら、脚閉じないでさぁっ」

「アスカちゃんみたいに……ねぇ」

 口々に吐き出される言葉に、羞恥心も限界に近かった。

 それが、更に最後の声でますます限界に引き上げられた。

「な、何言って…」

 言葉を吐いたヒデアキに不満をぶつけようと顔を向けた。

 そこには、ニヤニヤとしながらも、無言で強要する下卑た男の顔があった。

「も、もうっ! 分かったわよっ!
 明日香に出来て、アタシに出来ない訳ないんだからっ」

 無理矢理に明日香を引き合いに出して、自らを鼓舞する。

「さっさとねぇ」


…アタシはあの娘と違うのに…
……言う事聞くなんて…滅多にしないのに………


 うっすらと涙が滲み出てきた目で、急かすケンタを睨む。

 それでも、ケンタに動じた素振りはなかった。

「ほ、ほらっ。こうでしょっ」

 一思いに、脚をソファーに乗せて、明日香と同じようにM字に開いた。

「うひょおっ。このアングル…堪らなねぇっ」

「何だか筋見えねぇかっ?」

 股間に突き刺さる視線に堪えられない。

 思わず横に顔を背け、口元に右手を当てて恥ずかしさを堪える。

「な、何言ってんのよっ」

 紛らわせようと、強気に言葉を吐き出す。

「てか、ミナちゃん濡らしてない?」

「ミナちゃんもヤる気満々だったろぉ?」

「ば、ばっかじゃないのっ!?
 アタシは濡れてもないし、ヤるつもりも無いんだからっ」

 男達の顔を見て文句を言う度胸は無くなっていた。

 顔を見たら、絶対に恥ずかしさの方が上回る。

 顔を背けた儘、男達に強気に言葉を吐き出す。

 もう何も言われたくないとばかりに、両手で耳を塞いだ。

 しかし、完全に音を遮断出来る訳もなかった。

「じゃあ、アスカちゃんさぁ……」

 明日香に何やら囁くケンタの声が届き、それを追い払うように頭を振った。
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