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マネキンなカノジョ
第3章 カノジョとアルコール
 
 ケンタくんたちの言うが儘に美奈ちゃんが下着姿になった。

 美奈ちゃんの姿に、ケンタくんたちは興奮していた。

 先輩の言った通りに下着を変えたら、ケンタくんたちは興奮してくれた。

 ケンタくんたちの言う通りにしてたら悦んでくれた。


…だったらアイツだって…
同じように興奮したり、悦んだりしてくれる筈よね……


 やっぱり間違ってない。

 今だって、美奈ちゃんが言われた通りに脚を開いたら、ケンタくんたちは大興奮している。


…素直に言われた通りにしていれば、悪い事なんて起きない……

 そう思いながら、反対側に居る美奈ちゃんを見詰めていた。

「じゃあ、アスカちゃんさぁ……」

 ケンタくんの声に顔を向ける。

 間近に顔があった事に少し驚く。

「なぁにぃ?」

 お酒を呑むと気分が良くなる。

 いつもと違う自分になれて楽しくなる。

 普段ならこんな甘い声なんて出せないのに、お酒が入ると自然に出る。

 ケンタくんの香水の匂いが更にきつく感じる。

 ボソボソと耳打ちをされる。

 その間も、ケンタくんの手が太腿を撫でていた。

「分かったぁ」

 その手を払い除ける事はせずに、言われた事に頷く。

 ケンタくんが嬉しそうな表情を見せる。


…やっぱり…そうだ……
アイツだって……きっと………


 ケンタくんに言われた通りに、タイトミニのファスナーを下ろして、ソファーの上でお尻を軽く浮かせた。
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