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第4章 カノジョとネット

　
…ホント……かなぁ………


　定時となって、隣の席に座る美奈ちゃんの怪訝な視線をスルーして、そそくさと会社を後にした。

　帰宅するなり、晩御飯もそこそこにパソコンの電源を入れる。

『最近アイツさぁ………』と、途中まで先輩の言葉を思い出して、恥ずかしさからブンブンと頭を振る。


…先輩が言ってるんだから…そうなんだよね……


　マウスを動かし、次々に変わる画面を眺めていく。


…まずは見てみないと……
って……何…これ………


　画面に現れたのは、女性の全裸姿。

　どれもこれもが、お尻を向けて恍惚な表情を浮かべていた。


…う…うわ……
ホントに……こんな…写して平気なのぉ？


　画面をスクロールする度に、顔がカァァァッと熱くなる。

　中には脚を大きく開いて、口では男のモノを美味しそうに咥えているのもあった。


…も…もう……丸見えじゃない………


　無修正の画像を前に、スクロールが早くなる。

　自らもモノを咥えた事はある。
　画面の女性と同じモノがアソコに付いてもいる。

　しかし、他人のアソコや痴態をマジマジと見る度胸は無かった。


…も、もぉっ……
何処に行けばあるのぉっ……


　再び検索を試みる。

「…これかな…」

　一番上のリンクをクリックしてみた。

「…あった…」

　画面に出て来たタイトルに、思わず胸が弾んだ。


…これでまた一歩……
アイツに構って貰える………


　意気揚々と、『これで貴女もアナルっ娘』のサイトを眺め始めた。