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マネキンなカノジョ
第4章 カノジョとネット
 
…余裕…余裕よっ……余裕なんだからっ………


 自分に言い聞かせる。

 ベッドに俯せになって、肩幅に開いた脚の膝を立てる。

 右頬と両肩で上半身を支えてお尻を突き出し、プラグを持った右手を腰の方から回す。

 プラグの先端がアナルに触れる。

 いよいよと思うと、胸がドキドキしてくる。

 少しばかり右手に力を入れると、僅かにナカへ侵入してきた感じ。


…イケるっ…
やっぱり余裕なんだから………


 念の為に脚の間から左腕を伸ばし、プラグの先端を指先で支える。

 更に右手に力を入れる。

「…んっ……」

 窄んでいるアナを抉じ開けようとする感覚。

 思わず口から声を洩らし、眉を寄せる。

 プラグを押し込もうとすれば、窄んだアナルが押し返してくる。

「…もう……私のお尻のクセに……」

 挿【イ】れたいと思っていながら、予想外にすんなりいかない事に、反抗的なアナルに不満が出る。

 更に力が籠もる右手。

 メリメリと小さなアナを抉じ開ける感覚に眉根が寄っていく。

「…んはあぁぁ…」

 僅かながらに、プラグの先が腸内へと挿入【ハイ】った刺激に、熱い息が溢れる。


…イケるっ…
明日香…イケちゃうっ……
やっぱり…私に拡張なんて面倒なの必要無かったのよっ………


 アナルも昔を思い出してきたのか、素直にプラグを受け入れようとしている気がした。


…昔、あれだけヤられたんだから……
今更無理な訳………


「…っ!」

 調子に乗って、プラグを奥まで押し込もうとした時だった。
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