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マネキンなカノジョ
第4章 カノジョとネット
「……………痛い」
アナルはとことん反抗的だった。
サイトに書いてあった、お尻の力を抜けという言葉通りにしたにも拘わらず…だった。
力を抜かなきゃと意識すれば、変に意識し過ぎて余計に力が入った。
それでも押し込んでみた。
その結果、更にお尻の痛みを酷くしただけだった。
「…アナルっ娘の道……険しい………」
そもそも、アイツがホントにアナルに興味があるのか疑わしくなってきた。
本来なら出すべきところのアナに、モノを挿【イ】れたいと言い出す性格じゃなかった筈。
…でも……先輩の言葉……
何だかんだで………間違ってなかった………
再燃した先輩への猜疑心を振り払うように、頭をブンブンと振る。
更に痛みを増したお尻を突き出し、再びアナルっ娘を目指すべくサイトを眺める。
「…うーん……」
他に手立ては無く、思わず唸る。
いくら画面を見ても、赤裸々な体験談の他には手順しか参考にならなかった。
「…悔しい…けど……アナルっ娘の為………」
持っていた自信が打ち破れた敗北感を纏いながら、手順を隅々まで暗記する。
最早、ムキになっている事は否めない。
サイトにあったリンクから飛び、購入ボタンをポチポチッとクリックする。
「…これでダメなら……訴えてやる………」
アナルの痛みにお尻をクネクネ揺らしながら、リベンジの準備をしていく。
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