この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マネキンなカノジョ
第5章 カノジョとお使い
 
「お姉さん、田舎道でごめんねぇ」

 初めて運転手の声を聞いた。

「…いえ…」

 運転手のおじさんに返事したものの、やはり田舎には慣れそうになかった。

 まさか座席の上で、お尻がポンポン浮くとは思わなかった。

 ブラをしてる筈なのに、おっぱいまでボヨンボヨンと弾む。

 外を見ると、いつの間にやら木ばかり。

「この山道、まだ舗装してなくてねぇ」

「…そうですか…」

 表情は平然を装って、そんな道をルートにしないでよと心の中で悪態をつく。


…てか…こんなトコ通ってまで行く会社って……
不便にも程が有りすぎ………
…あっちの社長に…文句言ってやろうかな……


「…それよりも……課長に奢って貰わないと…」

「お姉さん、何か言ったかい?」

 うっかり鬱憤が声になってた。

「…いえ…」

 軽く返事をして、縦揺れに耐える。

 本格的に山道へと突入したらしい。

 極端にスピードが遅くなる。

 身を乗り出して窓の外を見れば、直ぐ傍は谷だった。

 車が擦れ違えるかどうかの細い道。

 ガードレールなんてありゃしない。


…何てトコをルートにしてるの?


 バス会社の運営に唖然としながら、運転手の腕を信じる。


…仮にも路線バスの運転手なんだから……
大丈夫……よね…?


 スカートの裾を両手でギュッと掴んで、運転手の後ろ姿を見詰める。

「ありゃ…?」

 運転手が口を開くが早いか、強い衝撃を感じたのが早いか…。

 とにかく、バスがいきなりガクンッと停まった。
/201ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ