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狂人、淫獣を作る
第2章 捕獲
 後藤は淫具に責められているリナをそのまま放置し続けた。
 やがてリナは、再び全身を大きく跳ねさせた。そしてそれを繰り返し続け、やがてその間隔は徐々に短くなっていった。回数に比例するようにうめき声は大きくなり、艶やかさを増していった。瞳は朦朧とし、ボールギャグの間からはピュッ、ピュッと唾液が飛び、ショーツの股間は濡れ切ってローターがうっすら透けて見えるほどになっていた。
 「……うあうっ……!! あうううっ……!! んあううぅぅぅぅううんっっっっっ!!」
 しばらくしてひときわ大きく身体を痙攣させると、リナはぐったりとして動かなくなった。
 後藤はゆっくり立ち上がり、リナに近づき三つのローターのスイッチを全て止めた。
 唾液でたっぷり湿り切ったボールギャグを外してやると、後藤はリナの頬を軽く数回叩いた。
 リナはうっすらと目を開け、後藤の顔を探すように瞳を動かし、やがて目標をとらえて見つめてきた。
 快楽の海に溺れた『オンナ』の目だ。
 後藤はしゃがんでリナの視点の高さに目を合わせてやって、静かに言った。
 「苦しいか?」
 リナは力なく、ゆっくり二三度うなずいた。
 何度も連続して絶頂させられるのは苦しいに決まっている。
 「お仕置きされるかどうかは、君次第だ。分かったね?」
 再びリナは、力ない動きでゆっくりうなずいた。
 後藤はリナの背後に回ると、濡れ切ったショーツを太ももまでずらして尻を全部出させた。リナの愛液でまみれたローターが床に落ちて固い音をたてる。
 後藤は両手でリナの尻肉をつかみ、大きく左右に広げた。リナの濡れた美しい陰唇はぱっくり開ききって、その真ん中にさらけ出された淡いピンクの襞口は、餌を求める鯉の口のようにパクパクしていて、動くたびに愛液というよだれをトロッ、トロッ、と垂らし続けている。
 後藤の全身を駆け巡り続け、神経という神経をかきむしり続けた黒いマグマは全て下腹部に押し寄せて、その噴火先を狂うように求め、たぎっていた。
 後藤は、血管の浮き出て膨張し切った、別の生き物のように小刻みに跳ねる棒状になった固い情欲の掃き溜まりを、その襞口にゆっくり突き刺していった。
 「あ……ああぁぁぁ……」
 リナの静かなメスの咆哮が部屋に小さく響いた。
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