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狂人、淫獣を作る
第3章 飼育

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    ※  ※  ※

 後藤は、リナの身体を初めて奪った時のことを一通り思い起こし、ひとり猪口の酒を飲み干して火をつけたばかりのタバコをくゆらせていると、源がトイレから戻ってきた。
 「私にも一本いただけませんか? 対局中ので切らしてしまったもので」
 源が座布団に座ると、後藤は手元のタバコの箱とジッポーを差し出した。源はそれを受け取り、箱からタバコを一本抜きながら言った。
 「さて……さっきの続きですが、打って出た賭けに勝ち、後藤氏は一人目にないものを持ってる二人目を手に入れた……その女子高生があなたの色に染まっていく過程を、そろそろ聞かせてもらえませんか? さぞかし調教のしがいがあったでしょう?」
 源はくわえたタバコに火をつけ、箱とジッポーを後藤に返した。
 「ん? あ、ああ……それはもう、たとえようのない充足感があった。リナが産まれてから誰の手にも侵されたことがなかった場所全てに被虐の悦びを刻み、経験したことのない感覚を次々に与え、みるみる間に俺の意思通り染まっていく……これこそが調教の醍醐味なんだとあらためて思い知らされたよ」
 そして後藤は、本格的にリナの調教を始めて以降の様子を、源に向かって詳しく語り始めた。

    ※  ※  ※

 「……ごめんなさいっ……時々……急に身体がうずいてきて、どうしようもなくなってしまうんですっ……そうなったら勉強も手が付かなくなっちゃって……」
 『調教部屋』でリナは、制服姿のまま天井からの縄に繋がれ、ひざ立ちで尻を突き出し上半身を前屈みにした姿勢で後ろ手に縛られていた。
 「それでオナニーにでもふけってるのか?」後藤は手にしたバラ鞭をもてあそびながら言った。
 「……ごめんなさいっ……」
 リナのブラウスははだけて乳房だけが出ており、両乳首にはローター付きのクリップがぶら下がったまま低い音で振動している。
 ショーツを完全にはぎ取られた尻は、クリトリスにローターを当てたままテープで固定され、同じく振動を続けていた。膣の中にはローターが複数個入れられているのだろう、コードだけが三本膣口から外に伸びている。コードを伝って、照明を反射して流れ落ちていく液がメスの匂いを発している。
 そして、リナの尻穴はしっかりとアナルプラグをくわえこんで、プラグの底だけが見えていた。
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