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第3章 飼育

　そして後藤は、白いものが混ざったリナの淫液でドロドロに濡れた二本の指を、リナに見せつけながら蟹のように閉じたり開いたりして見せた。開くとニチャ……という音とともに二本の指の間に何本も糸ができる。
　「ごっ……ごめんなさいいいぃぃぃいいぃっ……ごめんなさいいいっ……!!」
　「お前は俺の命令より自分の快楽の方が大事なんだろう？」
　「ちっ……違いますうっ……!!　腰が……勝手に動いてっ……!!」
　「マユなんかを気持ちよくさせてやるなんて、まっぴらか？」
　「はっ、はっ……！　マユさん舐めるよりご主人様の責めが欲しいですっ……!!　欲しいっ！　欲しいぃぃぃいいいっ!!　お願いですからああぁぁぁああっ!!」
　後藤はバラ鞭を手にすると、立て続けにリナの尻を叩き出した。
　「ひいいいいっっっ!!　あひっ……あううぅぅっ!!　あひいいいいっ!!」
　フックを深くくわえ込んでるアナルを中心に、リナの尻の筋肉に力が入ったり抜けたりする。そのたびに膣口からは陰唇をかき分けて噴出してくる愛液が太ももへと垂れて流れていく。
　「ごめんなさいいぃぃぃっ!!　ごめ、ごめ、ごめんな……さいいぃぃぃいいいっっ!!　淫乱でっ……！　自分が気持ち良くなることしかっ……！　頭にない、へ、変態女子大生で、ごめんなさいいぃぃぃっ……!!」
　リナの尻はみるみる間に赤くなっていく。
　後藤は、マユに施すほどではないが今までよりも強めに鞭を与え続けた。
　やがて、リナの嬌声はどんどんと大きくなり、腰から尻全体にかけての痙攣もそれに合わせて徐々に、徐々に大きくなってきた。
　後藤はさらに強く鞭打ってみた。
　するとリナは――
　全身を激しく痙攣させて波打たせると、首を上に向けたまま口をパクパクさせて、
　「あ……あう……あうっ、はうっ……」
　と目をうつろにして力ない声を搾り出した。
　ローターやバイブなどの性感帯への振動なしで、初めてリナが鞭打ちを引き金に絶頂した瞬間だった。
　後藤は、リナの様子を見て満足げに笑みを浮かべた。