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俺の妹
第17章 忘れるために
待ち合わせの場所に着くと安西くんはすでに着いて私を待っていた。



「どこで勉強しよっか?」

安西くんは手を繋いでふわっと笑う。

こんなに優しいのに







どうしてお兄ちゃんじゃなきゃダメなんだろう……







私は手をぎゅっと握り返して
「家に来ない?」
と言った。




『勉強するのはいいけど
安西の家ですんじゃねーぞ』


お兄ちゃんの言葉が頭の中でループする。







なら、私の家ならいいでしょ!!!

半ばヤケクソで安西くんを誘う。
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