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年上彼氏と恋愛授業。
第1章 1章
学校帰りに珍しく、靴が欲しくて寄り道をした。お目当ての靴が買えて、気持ちはとてもよかった。
「そこの子、かわいいじゃん。」
「お兄さんたちと楽しいことしない?」
と、暗い道の中、声をかけられたのはお酒を飲んだであろう、自称お兄さん二人組。お兄さんといえども、30代かもしれない。
「いやですっ…!」
肩に置かれた手を払うと、小さな舌打ちが聞こえた。もちろんだが、何か危ない気がして、家の方向へ走った。
はぁっ……
少し走ると、諦めたのか、後ろからは追ってくる気配はなかった。
と、
「君、大丈夫?」