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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
気を取り直して樹海に戻ってきた俺とジャスワントは植物女と呼ばれるアルラウネを探しにやってきた。

「すごい武装になったね」

ジャスワントに言われるのもムリはない。
軍装備から小銃、手榴弾、拳銃、その他の隠し武器。

アルラウネを探すのは至難の業だ…
なんたって迷彩服どころではない
彼女そのものが植物なのだから迷彩効果は完ぺきだろう。

「密猟者も潜んでいるかも知れないからな、亜人でも彼らは平気で襲ってくるぞ。 警戒を怠るな」



だが―――

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ジャスワントが大きく身体をのけ反ってから倒れ込んだ。
本来であれば彼女の元へ駆けつけるが、急いで木の物陰に体を隠した。

「ちぃ!」

見るとジャスワントの体には大きな針が2本突き刺さり、針は線でつながっている。
電流が流れているのだ。
テーザー銃というスタンガンの飛び道具。
彼女を襲ったのはハンター用に改造されているウミヘビという有線式の電撃銃だ。

「へっへっへ。 これは珍しい銀髪の白エルフだ」

現れたのは、いかにも悪な感じの猟士。
ポーチャーであろう。

「そこに隠れた軍隊野郎も出てこい! 出なきゃこのアバズレに5万ボルトを浴びせるぞ!」

彼女を傷つけずに捕獲するため、電撃を使用する。

『他にも仲間が潜伏しているハズだ…そっちがその気なら…』と戦いたくもなるが人質を取られての戦闘は経験がない。

「わかった…女を傷つけるな」
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