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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
「軍隊野郎! 来てくれたか」
ダーベラが外に出てきた。
中にはアルラウネ―‐
「ダーベラ! アル、植物は外に出すな! 大地の栄養を吸って無敵になってしまう!」
アルラウネは大地から栄養分を吸収し肥大、回復などBCWでは異色な存在だ。
だが、冷気に弱いなどの弱点もある。
まぁ戦場で冷気を武器に持つ兵士はいないが―‐
「わかった!」
ダーベラはアルラウネに向き直った。
「オルトロス―‐狼野郎は俺に任せろ!」
ライフルを構え、後退りしながらデルピューネの前に戻る。
「ガルルルルッ! ラミア…蛇夜叉…データに無い…貴様何者だ? 悪魔か?」
オルトロスがデルピューネに言い放った。
ヤツの頭脳はバイオAIである。
日本に生息するモンスターはほとんど記録しているだろうが、口調からデルピューネの存在は知らない様だ。
「アンタこそ…ギリシャ神話から出てきた牛の番犬でしょ」
「人間に与するとは、そして陸軍の戦闘服を着た男がボブゴブリンと共闘しようとしている…」
デルピューネの援護を受けた今の俺であれば、オルトロスは何とかなるかもしれない。
問題はアルラウネ、そしてサラマンダーにはダーベラたちの剣は届かないだろう…
そして、オリオンキラーのように強化バイオロイドの〝スウィーパー〟がどこかで見ている可能性もある。
これ以上敵を増やしたくはない。
「オルトロス! なぜBCWが樹海にいる…そしてこの城のような建物は何だ?」
チャッと銃口をヤツに向けた。
マガジン内はアイス弾。
パラライズ弾(痺れ)やスリープ弾(眠り)がBCWに効かなくてもU2ライフルには様々な状況に応じて弾丸を選んで撃発することができる。
ダーベラが外に出てきた。
中にはアルラウネ―‐
「ダーベラ! アル、植物は外に出すな! 大地の栄養を吸って無敵になってしまう!」
アルラウネは大地から栄養分を吸収し肥大、回復などBCWでは異色な存在だ。
だが、冷気に弱いなどの弱点もある。
まぁ戦場で冷気を武器に持つ兵士はいないが―‐
「わかった!」
ダーベラはアルラウネに向き直った。
「オルトロス―‐狼野郎は俺に任せろ!」
ライフルを構え、後退りしながらデルピューネの前に戻る。
「ガルルルルッ! ラミア…蛇夜叉…データに無い…貴様何者だ? 悪魔か?」
オルトロスがデルピューネに言い放った。
ヤツの頭脳はバイオAIである。
日本に生息するモンスターはほとんど記録しているだろうが、口調からデルピューネの存在は知らない様だ。
「アンタこそ…ギリシャ神話から出てきた牛の番犬でしょ」
「人間に与するとは、そして陸軍の戦闘服を着た男がボブゴブリンと共闘しようとしている…」
デルピューネの援護を受けた今の俺であれば、オルトロスは何とかなるかもしれない。
問題はアルラウネ、そしてサラマンダーにはダーベラたちの剣は届かないだろう…
そして、オリオンキラーのように強化バイオロイドの〝スウィーパー〟がどこかで見ている可能性もある。
これ以上敵を増やしたくはない。
「オルトロス! なぜBCWが樹海にいる…そしてこの城のような建物は何だ?」
チャッと銃口をヤツに向けた。
マガジン内はアイス弾。
パラライズ弾(痺れ)やスリープ弾(眠り)がBCWに効かなくてもU2ライフルには様々な状況に応じて弾丸を選んで撃発することができる。