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第3章 疾風の天使

傭兵ハンター石田尚樹には最近気になるモンスターがいた。

怪鳥のハーピーである。
ハーピーは鳥人鬼に分類され種類は多岐にわたる。

被害が非常に多いモンスターでもある。

特に人肉が大好きで手に負えない猛獣。

誰も狩りをしない強いモンスターのひとりであり、
・翼のあるモンスターは戦いにくい
・風を操り、飛び道具である真空刃を放つ
・翼が強靭な盾となる
おおよそ上記の内容は鳥人鬼に共通し、狩るのは…まず無理である。

石田の所属するギルド北関東支部では

牙獣鬼.ベヒーモス
¥20000.000
蛇人鬼.ラミア
¥15000.000

この２体も被害が出ているが、誰も討伐ができない。
純粋にこの２体が強いからだ。
だが、超高額な価格なのでハンティング希望者は多い…
全員、森の中で朽ち果てる結果となるが…
ベヒーモスをエレガントに飼い慣す。
ラミアは…もちろん陵辱用の性奴隷だろう。

ハーピーに関しては希望者すらいない。
鳥人鬼.ハーピー
¥2500.000

このハーピーのハンティング希望欄に彼の名が記されていた。