この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
「降参した敵は殺していないとだけ言っておこう」

ダーベラは、そう言うと人間に剣先を向けた。

「貴様は戦うようだな。ここで一騎打ちをして、決着をつけるか密猟者よ…剣を取れ、土手山!
アルラウネの前に相手になってやる」

ゴブリンの目と耳は人間を凌駕している。
土手山がアルラウネと協力関係を築こうとしていたのは明白である。

「ゴミの亜人が…人間に決闘を申し込むだと…?」

土手山がアグニを撃てば一発で倒せる。
敵の誘いは人間に不利な内容だ。

しかし、これが日本人なのだろうか?
剣を取れと言われ血がうずいた。

アルラウネは男たちのやり取りを乙女のように聞いていた。
形は違えど自分を求める男たち。

土手山はアグニからアーマーシュナイダーに獲物を持ち替えた。

「お前が先任(リーダー)のようだな。いいだろう…相手になってやる」

土手山はダーベラの前に進んだ。
侍魂を感じながら、彼の脳裏にはグウェードに派遣されたことを思い出した。
亜人に戦争(戦い)がわかるまい…そんな考えからだったが…

イラグ戦争は公務組織の株を問われる惨事だった。
他国の戦争に命をかけて――

亜人に人間がやられるわけにはいかない。

「お前らゴミども…何で人間になれなかったかわかるか…」

アーマーシュナイダーは高周波ブレードであり振動している。
デュランダルでは受け剣できない。

「そして、魔法という…邪悪な力がなぜ使えるか…」

土手山は亜人に言った。

「人間の多くは亜人やモンスターをゴミと呼ぶ…」

ダーベラは鋭くした目つきで人間を見た。


/206ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ