この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
〝真〟MonsterRaper
第6章 地を這う女神
BCWとの戦闘から数日後、生きて再会した俺とジャスワントは野獣のようにヤリまくってから村に帰ってきた。
Dエルフの村中は騒然となっていた。
「材木を急げ! 柵の補強じゃない! 物見やぐらを組み上げるんだ!」
大工の親方の檄が飛ぶ。
この数年の発展で大きく発展しつつあるDエルフの村だったが、大工たちは本来の仕事ではなく、作業をしている。
「ジャスワントこれは何の騒ぎだ?」
「まさかと思うけど…そろそろアレが動くのね」
「アレ…とは?」
「この樹海の王、ニーズヘッグよ。万が一、村に接近した時の準備よ」
「ニーズヘッグ…ドラゴンか」
「あなたならニーズヘッグを倒せるかも」
「倒す理由はない。俺は戦士ではないからな。戦う目的は金銭と雌モンスターに種付けすることだ」
「で、これからどうするの?」
「さすがに、銃も壊れてしまったからな。家に帰って体制を整えるよ」
「そうなの、ハーピーは捕まえないの?」
「いずれ、捕まえる。今回はマジで死にそうになったから色々家に帰って考えたいんだ」
「そっか。じゃあ私もハーピーの討伐は断っておくわ。あなたとかぶりたくないもの」
「君はどうするんだ?」
「ごらん通り、ニーズヘッグ対策要員よ。万が一は助けに来てね」
「任せておけ。君に愛されないと俺の精子が着床しないからな」
「ふふふ、まぁ間違いではないわね…じゃあ私の家はいつでも宿に使ってね」
ジャスワントはもう振り返る事なく歩きはじめた。
悲しげでもあるが、別れ際の短いやりとりの中で考えた。
バジリスクもオリオンキラーも結局は討伐できなかったと。
Dエルフの村中は騒然となっていた。
「材木を急げ! 柵の補強じゃない! 物見やぐらを組み上げるんだ!」
大工の親方の檄が飛ぶ。
この数年の発展で大きく発展しつつあるDエルフの村だったが、大工たちは本来の仕事ではなく、作業をしている。
「ジャスワントこれは何の騒ぎだ?」
「まさかと思うけど…そろそろアレが動くのね」
「アレ…とは?」
「この樹海の王、ニーズヘッグよ。万が一、村に接近した時の準備よ」
「ニーズヘッグ…ドラゴンか」
「あなたならニーズヘッグを倒せるかも」
「倒す理由はない。俺は戦士ではないからな。戦う目的は金銭と雌モンスターに種付けすることだ」
「で、これからどうするの?」
「さすがに、銃も壊れてしまったからな。家に帰って体制を整えるよ」
「そうなの、ハーピーは捕まえないの?」
「いずれ、捕まえる。今回はマジで死にそうになったから色々家に帰って考えたいんだ」
「そっか。じゃあ私もハーピーの討伐は断っておくわ。あなたとかぶりたくないもの」
「君はどうするんだ?」
「ごらん通り、ニーズヘッグ対策要員よ。万が一は助けに来てね」
「任せておけ。君に愛されないと俺の精子が着床しないからな」
「ふふふ、まぁ間違いではないわね…じゃあ私の家はいつでも宿に使ってね」
ジャスワントはもう振り返る事なく歩きはじめた。
悲しげでもあるが、別れ際の短いやりとりの中で考えた。
バジリスクもオリオンキラーも結局は討伐できなかったと。