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〝真〟MonsterRaper
第6章 地を這う女神
「俺は…あんたと戦ってみたかった。そんなクロスボウで俺に勝てるかな?」

『ちぃメタルエッジのない今は…』

「人間の俺を殺せば殺人事件だぞ」

「あんたを殺して、ナーガと閉じ込める。腹が減ったナーガはあんたを食う、そしてナーガを俺が殺す…」

「食べナいカラ逃がシテ!」

「俺は、この女を孕ませたいだけなんだ。交尾が終わった後でバトってやるよ」

デュランは腰の竹でできた水筒から水を手のひらにかけた。
そして、窪みを作った手のひらに水溜まりができあがる。

「親愛なる水の精霊ウインディーネよЖ大地に染み渡りし復讐の溜まりに使命を与えよЖポイズン」

何やらほにゃほにゃ言うと……
ヤツの手のひらから、ゆらゆらと漂う赤茶色の水の膜が俺に向かってきた。

――!?―
魔法ッ!?

ヤバいと思った俺はナーガと呼ばれた雌モンを担いだまま走り出した。

「ポイズン…毒か!?状況ガスだな!」

「私を下ろシてェ」

ナーガがバタバタと暴れる。

「ダメだよ。もうチ×ポは、はちきれんばかりにパンパンなんだっ」

気持ち悪い!
ゆらゆらと汚いクラゲみたいなのが、空を飛んで俺の目掛けて誘導弾のように追いかけてくる。

バタバタ暴れたナーガの尻尾で破壊するか?

距離を置いて、
ナーガを下ろし、
弾込めしておいたパルティアを構えた

――ドンッ!
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