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第6章 地を這う女神

虚ろな彼女を肩に担ぎ、テナントに持ち帰ろうと歩き出した。


「う～ん」

「気がついたか？」

「ハッ、捕獲サレた！？」

「そうだ。倒せたら犯していい約束だったな」

「シテナイよ。逃がしテ」

「それはできん」



――そんな時だった

「そのナーガを渡してもらおうか？」

スッと目の前に細身のＤエルフが現れた。

「…貴様は確か……」

「デュランだ」

「渡せとは？」

「その肩に担いだナーガを俺によこすんだっ」

「ダメだなー」

「ならば、キャプテン、あんたも殺す」

「…この娘は倒したら徹底的にズコバコにしていいと約束した」

「シテナいっ！」