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〝真〟MonsterRaper
第7章 デュラン-番外編
「みんなで戦えば倒せる!」

Dエルフの村で唯一の大衆食堂にバンッとテーブルを叩く音が鳴り響いた。
叩かれたテーブルの周りには、Dエルフの戦士が20人程いる。
その中にはDエルフとLエルフ(ライト)の純血ハーフ、ジャスワントの姿もある。
肌の露出度の高い褐色肌のDエルフ女子社会で彼女の肌は白くて目立つ。

そんな彼女がいるからこそ、怒りの感情を押さえこめずに大声を上げた青年がいた。
青年は武装していた。
弓に強いプレートメイルを薄く加工した鎧と腰にはエルフの得意とするレイピアと背中にはエルフには珍しいく鉄製の盾を背負っていた。
明らかに銃や弓などの飛び道具を警戒した重装備であった。
エルフは精霊魔法で弱点を補うため、ほとんどの戦士が軽装である。

「最近のお前は好戦的だぞ、デュランっ」

怒り振るわせる青年に一人の男戦士が諭すように話しかけた。

「お前は、ナーガやヨソ者(石田尚樹)に不覚を取ってから戦いたがる。バジリスク討伐にも逃げた。そしてニーズヘッグとも戦おうとしない……。何で危害のないゴブリンと戦おうとするんだ?」

デュランと呼ばれた青年は両手を肩まで上げ、手のひらをみんなに晒した。
『あきれたよ』というようなボディーランゲージである。

「俺は戦士よりかは賞金稼ぎとして村の為に戦ってきた。それは外貨(村の為に稼ぐ円)を稼ぐために気に入らないLエルフの仕事も村のために請け負ってきたんだ。ゴブリンどもがユグドラシルに来たのも村の近くに住みついたのも、あんなキャプテンジャパン(石田)みたいな人間たちが、環境を破壊していくからだ。ゴブリンはLvが上がるとボブゴブリンになって退治するのが難しくから今のうちに叩くんだよ!」

デュランは自分と一緒に戦ってくれる者が出るのを期待していたが、皆、その気はなかった。

村の近くにゴブリンの巣が発見されたのだ。
数は不明だが、群れを成すため多いと思われた。
ゴブリンもエルフと同様に妖精である。
だが、古では邪神に仕えたためにモンスター視される。
もちろん、現存するゴブリンは邪神に仕えてはいないし、日本に渡ったゴブリンであれば尚更である。
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