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4+1 刺激的な存在
第12章 一生のお願い
「今回は、ありがとう。店頑張ろうな!」

「うん!バリバリ働いちゃう!」

「帰ったら、また店のこと教えるよ。」

今回の研修で惣祐との絆も深まったように思える。
お店の準備やお酒の作り方、接客について惣祐から教えてもらう。
そうしているうちに、街コン開催日がやってきた。   


「よーし!今日は、頑張ろうね!」
「はっはっは!張り切ってるな!俺も頑張るわ!」

2人で少しドキドキしながら、お客を待つ。
いつもは、夜にやっている時は使用していないテラス席が、昼間開催ということで、久しぶりに稼働するらしい。

「こんにちはー。ここ、いいですかー??」

「「いらっしゃいませ!」」
2人は一緒に言う。
私がお客を案内する。

客「あのー…マスターかっこいいですね!
  うらやましいなぁ!」

お客に言われ、少し照れてしまう。

「若づくりしてるんですよ!ふふっ!」
照れ隠しに、言うがそれを聞かれていたらしい。
「おーい!なにいってんだー??聞こえてるぞ!
 お客さんに、変なこと言うなよー!はっは!」

お店は、惣祐の人柄もあり満席状態だった。
お客は、とどまることを知らず忙しさに追われていた。

客「ねぇ?君かわいいよね。なんか色っぽい。
  マスターの恋人?」

客の1人の男性が私に声をかけてくる。その距離は物凄く近い。

「え…あの…。そうですけど…。」
少し声が小さくなる。
客「なに、照れてんの?かわいいねー!
  ね?俺と1日付き合ってよ。」

かなり、お酒の勢いで言っていることがわかった。
私の肩に手をまわし、息がかかるほどの距離で話してくる。
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