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4+1 刺激的な存在
第13章 すれ違いの末に
「せーんせっ!補習授業してくださーい。」

「あのな…。補習授業するようなもんじゃないだろ。」

「えー!でもぉ…。」

学生から言い寄られていることは、本人も充分わかっている。

「先生かっこいいんだもん!」

「それは、どーも。」
素っ気なく返す。

「そんな、冷たさも素敵ー!」

こんなに違う人に好かれても嬉しくない。
あいつだけ。あいつだけに好かれたい。

彼女が勘違いをしてからもう、1ヶ月は連絡をとっていない。
隣の家なのに。すぐ行けるのに。
彼女の反応を怖がってるのかな…俺は。
そんな自分が情けなくなっていた。
そして、決心した。

今日は、仕事が多く遅くなってしまった。
彼女は、もう仕事終わっているだろうか。
メールを彼女に送る。


今日仕事帰りに食事でもどお?


何事もなかったようにメールを送る。
返信がなかったら、もう諦めようと決めたのだ。
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