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ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第4章 白い香り
ベッドの上で一服していた。
アロマの解放的な香りが
部屋中に充満している。
スミカは店と連絡中だ。
「はい。120です……
いえ、お断りしてください
こちらがまだ済んでいません」
……きっぱりとした口調で話している。
普段から、そうなのだろう。
『機械的だ』
はじめ、そんな印象を持った。
直接会って対話しているのに
何か 液晶画面の向こうに居るような
そんなとらえどころのなさ。
今は違う。
健気な態度も、野生的な本能も
プレイの最中に、見せてくれた。
興奮して感じ易くなった、肉体も。
今となっては
かえってそのギャップが魅力的に思える。
清楚な通常モードは、仮の姿。
いわば仮面(ペルソナ)だ。
その奥に、人間臭い感情もある。
とろけるような官能もある。
普段隠しているからこそ
この密室での愉しみが 膨らむ。
なんとなく理解できてきた。
スミカという女が……
アロマの解放的な香りが
部屋中に充満している。
スミカは店と連絡中だ。
「はい。120です……
いえ、お断りしてください
こちらがまだ済んでいません」
……きっぱりとした口調で話している。
普段から、そうなのだろう。
『機械的だ』
はじめ、そんな印象を持った。
直接会って対話しているのに
何か 液晶画面の向こうに居るような
そんなとらえどころのなさ。
今は違う。
健気な態度も、野生的な本能も
プレイの最中に、見せてくれた。
興奮して感じ易くなった、肉体も。
今となっては
かえってそのギャップが魅力的に思える。
清楚な通常モードは、仮の姿。
いわば仮面(ペルソナ)だ。
その奥に、人間臭い感情もある。
とろけるような官能もある。
普段隠しているからこそ
この密室での愉しみが 膨らむ。
なんとなく理解できてきた。
スミカという女が……