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ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第4章 白い香り
「もっと、します?」

「敬語は止めろと言ったはずだよ」

「だいたい止めてますよ」

スミカは軽やかに 
俺の眼前に寄って来る。

デコルテ(襟元の周囲)に手を当ててきた。
息をするように自然に
俺のツボを捉え、ほぐしてくる。

スミカの瞳は光っている。
丸く、落ち着いた光。
自信に満ちているように見える。

俺は納得しつつ、見つめ返した。
心地よい射精まで導いてくれたのだ。
もうマッサージだけではない。
性感においても、信頼感を持つことができた。

くびれた腰を抱き
マッサージの真似事で、返礼した。

スミカに触れていると
体が癒されていく。
のみならず、溜まった欲望も発散できる。

その為に対価を支払っているのだから
当然だと言うことも、できる。

だが、この濃密な体験……
圧倒的なクオリティ……
心酔していた。心酔せざるを得ない。

スミカは黙って、俺の唇を奪ってきた。
昂揚し、手に熱がこもってしまう。
若い娘のしなやかなボディをまさぐる。

高く盛り上がった双球を探りあて
遠慮なく揉みほぐした。

「んぅ~うっ」

ヒップマッサージにつられて
スミカは自ら 舌を捧げてきた。


舌でセックスしはじめると
スミカの手は精密さを失う。

俺の脇腹あたりをしきりにまさぐる。
背中のほうへ廻りこもうとしている。

片脚を、絡み付けてくる。
全身を預けてくる。

立ったままだからか
プレイに手ごたえを感じているのか

積極的だった。

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